大手通信キャリアのAndroid携帯電話端末プリインストールアプリに搭載されているアドレス帳バックアップ機能において、サーバ側でアドレス帳を保存するシステムの開発及び保守運用を担当しました。
2013年1月時点での利用者数は百万人、データは一億件以上という規模のシステムになっています。
Android関係の実績を評価されて受注
元々、大手通信キャリアでフィーチャーフォン向けのサーバ側システムを多数開発しており、フィーチャーフォン向けでもアドレス帳バックアップシステムに関わっていたこと、Androidに関わる開発案件の実績があることが決め手となり、案件の受注につながりました。
タイトなスケジュールにも、フレキシブルな対応
受注前の段階で、相当タイトなスケジュールで開発を遂行する要望がありました。
そのため、要件定義及び設計フェーズでは、お客様とのコミュニケーションミスによる時間のロスを極限まで減らすため、お客様先に常駐をお願いし、不明点が発生する度にお客様の担当者に打ち合わせをお願いし、確認を進めていきました。
この取り組みにより、開発開始までのプロセスを大きく短縮することができ、開発スタートの時点でスケジュール達成を現実的なものにすることができました。
そのため、要件定義及び設計フェーズでは、お客様とのコミュニケーションミスによる時間のロスを極限まで減らすため、お客様先に常駐をお願いし、不明点が発生する度にお客様の担当者に打ち合わせをお願いし、確認を進めていきました。
この取り組みにより、開発開始までのプロセスを大きく短縮することができ、開発スタートの時点でスケジュール達成を現実的なものにすることができました。
必要に応じた増員をスピーディーに決断
Androidは端末メーカーごとにローカルのアドレス帳の仕様が異なっており、その統合が大きなポイントでした。
特に難しかったのは、端末ごとに項目保持の仕様が異なること、独自の項目が存在していること、アドレス帳グループの仕様が違うこと、日本語及び絵文字の扱い、の4つです。
バックアップ及び復元の際に、こういった端末仕様の差異によるデータの上書きや消失が発生しないよう、都度方針を確定し開発を進めていく必要がありました。
また、各端末についてメーカーから仕様書が提供されているわけではないので、最終的には発売されている全ての端末を調査する必要がありました。この調査にかかる工数は当初想定を遙かに超えており、開発スケジュールが遅延する可能性があったため、開発要員を3名体制から6名体制に増員することで対応しました。
こうしたスピード感のある要員増加や、そのタイミングの適切さなどが、経験に裏打ちされた弊社の強みです。
また、当初顧客側で試験環境が準備されていたのですが、その環境では試験実施及びログの調査に時間的なロスが発生することが判明し、急遽自前の試験環境を整備し、対応することにしました。
このような対応を迅速に決断、遂行できることで、求められた納期を実現することができました。
特に難しかったのは、端末ごとに項目保持の仕様が異なること、独自の項目が存在していること、アドレス帳グループの仕様が違うこと、日本語及び絵文字の扱い、の4つです。
バックアップ及び復元の際に、こういった端末仕様の差異によるデータの上書きや消失が発生しないよう、都度方針を確定し開発を進めていく必要がありました。
また、各端末についてメーカーから仕様書が提供されているわけではないので、最終的には発売されている全ての端末を調査する必要がありました。この調査にかかる工数は当初想定を遙かに超えており、開発スケジュールが遅延する可能性があったため、開発要員を3名体制から6名体制に増員することで対応しました。
こうしたスピード感のある要員増加や、そのタイミングの適切さなどが、経験に裏打ちされた弊社の強みです。
また、当初顧客側で試験環境が準備されていたのですが、その環境では試験実施及びログの調査に時間的なロスが発生することが判明し、急遽自前の試験環境を整備し、対応することにしました。
このような対応を迅速に決断、遂行できることで、求められた納期を実現することができました。
経験を活かした保守時の新機種対応
開発中にも苦労した端末依存の問題について、リリース後も想定しないケースがいくつか発生しましたが、どれも迅速に対応、現在も、新しい端末が発売される度に入念なテストを実施しています。
おかげで、利用者数も順調に増え、なくてはならないサービスになっています。
今後のAndroid案件にも弾みを
今後も単なるAndroidアプリの開発だけでなく、Android端末依存の問題への対応、アドレス帳を含むAndroidアプリとサーバとのデータ連携、ビッグデータの処理など、弊社の強みを活かしてお客様に満足いただけるシステムの開発を続けていきます。
開発の流れ
体制(開発)
リーダー1名
SE6名(スタート時3名、開発後半から6名に増員)
体制(保守)
リーダー1名
保守3名