大手生命保険会社2社の合併に伴い、本社会計システムの統合及びリプレイスを行いました。
本システムは、以下の2点が大きな目的でした。
- 2社の間でそれぞれ分かれていたシステムを統合することによる業務効率化
- Webシステム化によるメンテナンス性の向上とペーパーレス化
一方の会社システムを踏襲する形で、他方から取り入れたい機能を追加していくという形で開発を進めていき、120人月の案件規模で、要件定義から約1年半かけてリリースまで至りました。
大手生命保険会社2社の合併に伴い、本社会計システムの統合及びリプレイスを行いました。
本システムは、以下の2点が大きな目的でした。
一方の会社システムを踏襲する形で、他方から取り入れたい機能を追加していくという形で開発を進めていき、120人月の案件規模で、要件定義から約1年半かけてリリースまで至りました。
これまでの業務経験から、設計での問題点はそれが設計段階では小さなものであっても、開発を進めていくと大きな問題につながる可能性があると理解しており、設計に時間をかけてでもより良いものを目指しました。設計開始時点で7名メンバーを増員し、そこから徐々にメンバーを増やし最終的には16名体制で行いました。
仕分けパターンも細分化されており、特に送金も絡んできますので1円でも誤差が出ないように完全なシステムをリリースできるように尽力しました。
また、システム上の問題で自社に開発環境を作ることができず、お客様の環境でないとテストができないケースもあったのですが、最初のテストで問題なく既存のDBに接続できた時には開発メンバーの努力に頭が下がる思いでした。
また今回のシステムではお客様側で利用するタイミングに応じて、3段階に分けてリリースを行ったことも、プロジェクトが上手くいった理由の一つとして挙げられるでしょう。
良く使われる機能とそうでない機能をあらかじめ分類しておき、それぞれのタイミングに合わせて、3段階に分けてリリースしました。こうすることで作業の優先順位が明確になり、作業のスムーズな進行につながりました。
プロジェクトに携わる人数が多かったので、毎日進捗会議を行い、お互いの進捗度の把握に努めました。メンバーの中に会計に対する業務知識に長けている者がいたことも、メンバーがシステムの理解度を深めるという点で大きな役割を果たしました。
Windows Server
IIS / ASP.NET
DB2
VB.NET
<開発>
マネージャー1名
リーダー1名
E15名
<保守>
リーダー1名
保守3名